カルチャーセンターの「落語教室」での初めての練習日を迎えました。その教室は阪急梅田駅から歩いて7~8分の雑居ビルの3階にありました。ドキドキしながらエレベーターを降り、受付を済ませて教室に向かっていくと、すでに2名の初老の男女が畳に座っておられました。後から40歳くらいの女性が来られて、私を含めて生徒4人。「さみしい教室」でした。各自、自己紹介をすませると、いよいよ福団冶師匠のお話が始まりました。その内容は芸能界の裏話や上方落語界の大師匠連の内輪話など、大変興味深いものばかりでした。そして、落語の稽古は小咄を一つ教えてもらいました。師匠が先ず、お手本で演じ、生徒がそのとおり真似をして悪いところを直してもらうという形式です。あっという間の90分でした。終わったあと、初老のお二人と話す機会がありました。男性の方は税理士さん。女性は美容師さんでした。どちらもお仕事は現役のバリバリで、落語を人前でやれるようになりたいという共通の目標を持たれておりました。すでに1年前から通われているとのことで、この教室での練習法を聞くと、師匠が言ったことを口移しで覚えるという旧態依然とした練習方法をとっていて、テープレコーダーは許されず、メモのみ。「なんと古い」と思いました。こんな方法で落語が上達するのだろうか?と不安を募らせつつ、1日目の稽古を終え、家路に着きました。