⑨初のテレビ出演
「素人名人会」に応募した私は、千里の毎日放送へ予選を受けに行きました。見事?合格し、本選(テレビ放送)に出る資格を得ました。13組中合格3組。ラッキーとしか言いようがありません。テレビに初出場した結果は鐘の連打ならず、「うまいで賞」つまり参加賞をもらっただけの成績でした。患者さんや友人からは「テレビ見ました」「うまかったね」とか「惜しかったね」と慰められましたが、自分自身、この結果に満足がいかず、「何とかもう一度出て名人賞を!」と思い、テレビ初出演から1年もたたないうちに再び予選を受けました。しかし、予選前日、猛練習がたたり声が嗄れてしまい、全く腹話術ができなくなってしまいました。「明日の予選は受けられない」と思い「落語ならできるかも?」と高校時代覚えた「鉄砲勇介」を口ずさんで見ました。ネタがスムーズに出るではありませんか。よし、審査員に無理を言って落語をやらせてもらおうと決めたのです。予選当日、やはり、声は嗄れたままで、審査員の方に森進一のような声で、「練習をやりすぎて、こんな声になってしまいました。腹話術はできませんが、普通に何とか話せます。落語をやらせてもらってよろしいでしょうか?」 と聞いたところ「声を飛ばしてしまったんですね。同じ演芸部門ですから、落語をやっていただいて結構ですよ」とお許しが出ました。これも不思議や不思議、予選合格。2回目のテレビ出演は落語でということになったのです。
初めての素人名人会